投資の行動心理学、システムトレードを始めたきっかけ

相場に必勝法は存在しない

投資の必勝法を探し求めている個人投資家は多いと思いますが、相場の世界に必勝法など存在しません。

投資を始めるようになって(特にFXなどの投機においてですが)、私も勝ちたいという思いで相場に関するありとあらゆる本を読みました。チャートの見方、テクニカル分析の手法など様々な勉強をしましたし、今でもこれらの情報収集は行なっています。これらの知識は無いよりは有るに越したことはなく、相場に関する基礎知識を持った上で、トレードに挑む方が、今の相場はトレンドが有るのか、無いのか、保ち合いなのか、直近の上値抵抗・下値支持線はどの辺りに位置しているのかなど、エントリーする際に有利な判断ができます。また、資産管理やリスクの取り方など投資に欠かせない知識は自身を守る為の安心材料となります。

ただ、これらの事を知っているからと言って、必勝法にはなり得ません。

相場に関する数々の本の中には、具体的にテクニカルな情報を提供してくれる素晴らしい本も数多くありますが、そんな中でも私の投資に対する姿勢が変えた本を1冊紹介したいと思います。

投資の行動心理学

著者

著者は、「ジェイク・バーンスタイン」氏です。アメリカの「MBHコモディティ・アドバイザー社」代表で、テクニカルアナリストとして人気があるだけでなく、トレーダーでもあります。

概要

投資家はなぜ自らが定めたルール通りにトレードができないのか。敗者と勝者の分岐点は何か。ブローカー(証券会社)や友人、恋人や家族との関係はどうすべきか。あなたがいつもの損をするのはシステムのせいではなく、あなた自身に問題があるのかもしれない。いや、むしろあなた自身が損を欲しているのかもしれない。

投資家の行動におけるこうした問題点を洗い出し、その行動の背景に潜む投資家心理や、それをどうすれば修正できるかを心理学の手法を使って明らかにしていきます。

お勧め理由

この本は相場に向き合うにあたり、「自分自身を知るためのバイブル」です。

マーケットでの成功を勝ち取るには心理的要因が最も重要である。投資家はトレーディングシステムより重要であり、自己鍛錬と自己制御が成功の鍵である。自分のトレードルールを遵守するだけでは必ずしも鍛錬されたトレーダーとはいえない。「鍛錬」とは、自己制御、一貫性、組織化、辛抱、方向性、洞察、必要に応じて行動をとる能力などの真髄となるスキルや特質を包含するものである。残念ながらこれらは容易に速習できるものでは無い。幸運は少数の人以外、成功への近道は存在しない。

多くのトレーダーはマーケットに関する深い知識を習得したにもかかわらず、損失を被っている。一方、マーケットを実際には理解しておらず、重要な知識がかなり不足しているにもかかわらず、大成功を収めたトレーダーも数多い。マーケットを牽引するファンダメンタルズを理解することも、成功のためには必要ない。何より重要なのは、自分自身を知り、それを維持するトレーダーの能力である。

マーケットでは、「なぜ」間違いが起きたかを考えるよりも、「いかに」間違いを正すかを学ぶことの方が重要である。

マーケットにおける最大の敵は自分自身である。

 

まとめ

この本は、テクニカル分析の手法やファンダメンタルズ分析の知識について説明されているわけではありません。ですが、そうした情報よりも効果的で、はるかに本質的で、実践的で、何より投資家マインドに溢れています。

この本を読んでまず思ったことは、自分に当てはまることがあまりにも多かったことです。自分では「自覚しにくい部分」を自覚することが出来ました。

まさに「己を知るためのバイブル」です。

私もFXでたった数回の大きな失敗でそれまでの勝ち分を全て無くし、2度相場から退場を経験しています。そんな時にこの本に出会い、自分の弱点を自覚することが出来ました。

この本を読んで自分の何がダメだったのか分かった気がします。

それ以降、裁量トレードだけでなく、システムトレードも始めるようになりました。本職がシステム開発なので自分の強みを活かして、弱点を克服しようと考えたわけです。システムトレードでは自分のトレードルール、手法を一貫して実行することが出来ます。気持ちが揺らいでストップロスを外してしまうといった事はありません。

新たなマインドを与えてくれた本です。マインドリセットしたい方にはお勧めです!

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